暗号通貨ウォレットとは?
暗号通貨に投資することをお考えですか?まず暗号通貨ウォレットを検討することが重要です。この初心者向けガイドは、ウォレットとは何か、どのように使用するのかを理解するのに役立ちます。
この記事を読む →BraveウォレットとMetaMaskは暗号通貨ウォレットです。暗号通貨、トークン、その他の資産の購入、保管、交換、資産ポートフォリオの管理、Web3 DAppsとの接続などに使用できます。
しかし、両者には根本的な違いがあります。BraveウォレットはBraveブラウザに組み込まれているのに対し、MetaMaskはインストールが必要な拡張機能 (アドオン) です。拡張機能はセキュリティ、信頼性、パフォーマンスに対して、広範囲に影響を及ぼすことがあります。
この記事では、BraveウォレットとMetaMaskの長所と短所を比較解説します。ぜひ、ご自身でウォレットを選ぶときの参考にしてみてください。
まず、核となる用語を定義しておきましょう。
ブラウザとは、ウェブにアクセスするための入り口となるツールのことです。ブラウザは、コンピュータ、携帯電話、タブレットのソフトウェアの一部であり、アドレスを入力するか、最初にウェブアドレスを検索して、ウェブサイトを訪問するために使用します。一般的なウェブブラウザには、Brave、Chrome、Safari、Firefoxなどがあります。
一方、ブラウザ拡張機能は、その名前が示すとおり「ウェブブラウザをカスタマイズ (または拡張) するための小規模アプリやソフトウェアモジュール」のことを指します。一般的な拡張機能には、広告やクッキーをブロックするもの、UI修飾子 (ブラウザの外観や操作性を変えるもの)、そして今回ご紹介するような暗号通貨ウォレットなどがあります。
注: ウェブブラウザは検索エンジンと同じではありません。ブラウザで検索してもウィジェットで検索しても、結果はブラウザで開かれます。一般的な検索エンジンには、Brave検索、Google、Bing、DuckDuckGoなどがあります。
ブラウザの拡張機能には、本質的な問題は何もありません。ブラウザを個々のユーザーの好みに合わせてカスタマイズしたり、よく使うツールやサイトへ簡単にアクセスできるショートカットを作成するのに役立つものがたくさんあります。
MetaMaskは、まさにそのような拡張機能です。インストールすると、ブラウザのアドレスバーの横にあるアイコンから、暗号通貨ウォレットとそのほとんどの機能にアクセスできるようになります。ワンクリックで小さなパネルが開き、ポートフォリオや価格データなどが表示されます。ほとんどの主要なブラウザで動作するため便利に使えます。
しかし、拡張機能には、次のような大きな副作用があります。
簡単になりすましができ、フィッシング詐欺に遭う可能性があります。偽の拡張機能をインストールして個人情報を入力してしまうと、あなたのデータ (と資産) が盗まれる危険があります。
Google Chromeのような非プライベートブラウザで使用されることが多く、閲覧履歴のデータ漏えいの危険性があります。
コンピュータ、携帯電話、タブレットで実行するために追加のプロセスが必要となります。そのため、CPUとローカルデバイスのメモリ使用量が増加し、デバイスのパフォーマンスが全体的に低下することがあります。
使い勝手がブラウザに依存します。たとえば、GoogleがChromeウェブストアからウォレットの拡張機能を削除することを決定した場合、資金にアクセスするのが難しくなってしまいます。
拡張機能に代わる存在として、「ブラウザネイティブ」と呼ばれるものがあります。これは、アドオンとしてインストールされるのではなく、ブラウザに直接組み込まれた機能という意味です。
繰り返しになりますが、拡張機能が本質的に悪い、または安全でないというわけではありません。むしろ、リスクの程度が問題なのです。たとえば、カスタム画像背景、ダークモード、辞書へのクイックアクセスなどを提供する拡張機能は、ほとんど良性です。一方、ログインが必要で、個人情報や財務情報などの機密情報にアクセスできる拡張機能は、より多くの潜在的なリスクを引き起こします。このような場合、ブラウザネイティブの方が良い選択肢となり得ます。
Braveウォレットのようなブラウザネイティブウォレットは、オフラインのプレイリストやカスタムデイリーニュースフィードのような他の組み込み機能と同様に、ブラウザに直接組み込まれています。このネイティブ機能のメリットは、拡張機能が抱える3つの主要なリスクに直接対処することができる点です。
ネイティブ機能はなりすましが難しいため、フィッシングや盗難のリスクが低くなります。
実行に余分なプロセスを必要としないため、デバイスのCPUとメモリの使用量が減り、全体的なパフォーマンスが向上します。
プライバシーを重視するブラウザと組み合わせることで、閲覧データの漏えいのリスクが大幅に軽減されます (多くの場合、閲覧データはそもそも収集されません)。
暗号通貨が初めての方でも、経験豊富なプロ (業界では「クジラ」と呼ばれています) にとっても、BraveウォレットとMetaMaskはどちらも素晴らしいオプションです。ともに暗号通貨を簡単に購入、保管、スワップでき、ポートフォリオ全体を管理することができます。そして、どちらも他のWeb3 DAppsとの接続が可能です。
しかし、上記で述べた通り、セキュリティ強化とデバイスの負荷軽減のために、Braveウォレットのようなブラウザネイティブのウォレットを使用されることをお勧めします。
また、Braveウォレットなら機能性、デザイン、使いやすさにおいて妥協する必要がありません。Braveウォレットを使えば、以下のことが可能です。
資産の購入、保管、スワップ
Wyreを経由して法定通貨で購入
NFTとマルチチェーンのサポート
他のWeb3 DAppsとの接続
TrezorやLedgerのようなセルフカストディやハードウェアウォレットのインポート (LedgerLiveは不要)
ライブマーケットデータの閲覧が可能 (CoinGeckoとの統合が必要)
EVM互換のネットワークをサポート (例: Polygon、バイナンススマートチェーン、xDai、Avalancheなど)
真にオープンなライセンスで運用されるウォレット
MetaMaskウォレットからBraveウォレットにデータをインポートしたい場合、まずBraveブラウザを開いてBraveウォレットにアクセスします。ウォレット作成画面で Import from MetaMask(MetaMaskからインポート) を選択します。
MetaMaskのパスワードを入力します (MetaMaskウォレットと同じパスワードをBraveウォレットのアカウントに使用することも、Braveウォレットに固有のパスワードを設定することも可能です)。パスワードが決まると、MetaMaskのデータがインポートされ、Braveウォレットのメインページ「ポートフォリオ」に移動します。
Braveウォレットの使い方はこちらをご覧ください。他のウォレットからの取り込みも可能です。
Brave (Brave Software Inc) は、ChromiumブラウザコアをベースとしたプライバシーファーストのWebブラウザを提供しています。2015年に設立され、現在、全世界で5000万人以上のユーザーを抱えています。Braveブラウザは、デフォルトでトラッカー&広告をブロックし、オンラインをより安全に保ち、ウェブをより速く、よりクリーンに表示することができます。プレイリスト、ニュース、トークなどのカスタム機能を搭載しており、他のブラウザよりもブラウザネイティブでプライバシーを重視した機能をご利用いただけます。また、GoogleやBingの後に続き、プライベートで真に独立した検索エンジン「Brave検索」も 公開しています。
Metamaskは、イーサリアムのブロックチェーンと相互作用するように構築された暗号通貨のソフトウェアウォレットです。ブロックチェーンソフトウェア会社であるConsenSys Software, Incによって2016年に開発され、現在、世界中で1000万人以上のユーザーがいます。2020年10月には、DEXアグリゲーションサービスを内蔵した「MetaMask Swaps」も開始されました。
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