イントロダクション
2021年は、BraveとBATの成長・発展にとって重要な一年でした。Braveは2021年に月間アクティブユーザー数は5020万人に達し2倍以上の成長を遂げ、800万人以上のユーザがBrave Rewardsを通じてBATを獲得し、etherscan.ioによるとオンチェーンホルダーにより11番目に多く配布されたトークンとなりました。Braveは2021年2月にBAT v2ロードマップを発表し、Web3へのゲートウェイとしてのBraveのビジョンを示し、BATをマルチチェーンで成功させるためのポジションを示しました。昨年公開されたState of the BATに続き、この投稿ではBATのハイライトと2021年からの進展についてご紹介します。
2021年に導入された新しいユーティリティケース
BlockchainゲームとNFT
Blockchainゲーム
2021年第1四半期と第2四半期、BraveはSplinterlandsとGala Gamesとのパートナーシップにより、BlockchainゲームとNFTにおける新しいBATのユーティリティを紹介することができました。
- Gala GamesとSplinterlandsの両方でBATに特化したトーナメントを開催し、参加条件としての必要BATやトーナメント優勝者へのBAT賞金プールが設けられました。
- BATは、両パートナーにおいて、バーチャル空間での土地やゲームアイテムの購入など、ゲームで使用するNFTの購入に活用されました。
- 2020年12月の初回コラボレーションの成功を受けて、BraveとGala Gamesは3月にフィジカルとデジタルのNFTコラボレーションをリリースし、15分とかからずにすべてのアイテムを販売しました。
Braveは、2022年にBlockchainゲームとメタバースにおける更なるパートナーシップをマーケットに投じることを楽しみにしています。
NFT
3月には、BraveとEther.Cardsがコラボレーションしました。
- Ether.Cardsは、Brave Adsを通じて新しい商品販売をプロモーションし、プロジェクトの需要と認知度を高めました。
- Ether.Cardsは、販売に参加したEther.Card購入者への報酬ボーナスをランダムに配布するプログラムにおいて590万BATを使用し、NFTにおけるプログラマブルな特性を紹介しました。
- Brave AdsのプロモーションとBATの報酬は、Ether.Cardsのセールの成功に貢献し、最初の24時間で900万ドル以上の売上を達成しました。
Braveは、BraveストアやOriginのNFTプラットフォームを通じて、NFTの試験的な作成でコラボレーションしました。
- 2月にBATコミュニティ・ミームコンテストを開催し、受賞作品をNFTにミントしてBraveストアで販売しました。
- NFTの販売は成功し、15分で全コレクションが完売しました。
- また、5月にはBraveとOriginが共同で、OriginのNFTプラットフォームを通じてTabong NFTの販売を行いました。
また、BATコミュニティでは、毎週火曜日のアメリカ西海岸時刻の午後2時からBrave Talkで開催しているBATコミュニティコールのトークセッションの出席証明として、POAP NFTの使用を開始しました。
Cross-chain BAT support
Ethereumのネットワークの混雑や取引手数料の上昇に対応するため、2021年にはEthereumの新しいL1 BlockchainやEVMフォークが登場し、導入が広がりました。そのため、BATがクロスチェーンサポートを拡張するということは、2021年の自然な流れでした。
BAT ロードマップ v2
Braveは2021年2月にBATロードマップv2を発表し、Web3の世界を皆さんに届けるためのビジョンを示し、BATをマルチチェーンの世界で普及させるためのポジションを提示しました。チームは1年を通してロードマップを実行し、いくつかのマイルストーンを市場に投入しました。
Brave Wallet
BATロードマップv2の重要な柱は、レガシーな拡張機能のCrypto Walletに代わる、ネイティブなBrave Walletの導入でした。
- デスクトップ版Braveウォレットは2021年11月にリリースされ、EthereumとAvalanche、Polygon、Binance Smart ChainなどのEVMサポートを実現しています。
- 2021年12月にiOSとAndroid向けにモバイル版Braveウォレットベータをリリースしました。
- 11月、BraveはSolanaとの提携を発表し、Solanaが将来的にBraveウォレットに統合されるデフォルトのL1ブロックチェーンとなることを発表しました。
- 7月には、Braveはレガシーな暗号資産ウォレットにBrave Swap機能を統合し、ETHとERC20トークンのスワップ機能をユーザーに提供開始しました。
- Brave Swapは、デスクトップとモバイルの新しいBraveウォレットにも統合されました。
- Brave Walletは、デスクトップ向けのネイティブDappをサポートしています。モバイル向けDappも近日中にサポートする予定です。
THEMIS
Braveは1月にTHEMIS RFC&C(Request for Comments & Code)イベントを発表し、Brave Rewardsのエコシステムを革新的に分散化するための提案書を提出するプロジェクト募集しました。
- さまざまなプロジェクトから10件以上の提案が寄せられ、イベントは大盛況を納めました。提案の内容は、暗号に関するプリミティブな改良から、高速でスケーラブルなL1ブロックチェーン上でのTHEMISの実行、高速で簡潔な証明システムを応用したスケーラビリティなど、多岐にわたります。
- Braveは応募された提案の中から、Solana Labsの提案がTHEMISの導入のために選ばれたことを発表しました。
- THEMISプロトコルの実装とBrave Rewardsエコシステムとの統合は現在進行中です。
Web3 / 分散型Web
Braveは、Web3 / Decentralized Webの取り組みにおいて大きな前進を遂げました。ロードマップは以下の通りです。
Brave Rewards
2021年、Brave Rewardsの大幅な成長と進化により、ユーザとクリエイターにBATを提供するための改善が達成されました。
- 800万人以上のユーザがBrave RewardsでBATを獲得しています。
- BATの受取可能な認定クリエイターは130万人以上となり、2020年比で30%増となりました。
- Brave Rewardsのデスクトップユーザ向けのオプションとしてGeminiが統合されました。
- 日本のBrave Rewardsのデスクトップユーザのオプションとして、BitFlyerが統合されました。
- デスクトップでチップ金額のカスタム機能を導入しました。
- Brave Rewardsのデザインを一新し、ユーザエクスペリエンスの向上を行いました。
- Brave Rewardsの新タブページのウィジェットデザインを一新しました。
- クリエイター報酬の最低BAT条件を撤廃し、Brave RewardsユーザがUpholdに接続する際の最低BAT条件を引き下げました。
Brave Ads
2021年はBrave Adsにとって非常に成功した年であり、ユーザがより多くのBATを獲得できるよう、一年を通じて新しい収益と、オプションが取り入れられました。
- Brave Adsのオプトインモデルに関するリサーチとケーススタディをMAGNA、dentsu internationalと行い、市場に対する重要なインサイトを提供しました。
- Ford、PayPal、トヨタ、Mastercard、Intel、クロックス、BMW、Keurig、アメリカン・エキスプレス、バドワイザー、ウォルマート、アマゾン、ホーム・デポなどの大手ブランドや、Binance、Coinbase、Crypto.com、eToro、Gemini、SolanaなどのCryptoの巨人など、約200カ国にわたり、これまでに5000以上のキャンペーンが実施されました。
- Brave News AdsがデスクトップとiOSで導入されました。
- 購入意向に関するセグメンテーションの導入など、広告マッチングの最適化が行われました。
- ビュースルーとクリックスルーのコンバージョンイベントレポートの改善や、広告主向けに検証可能なオーダーコンバージョンイベントのレポートを導入するなど、レポートを最適化しました。このように広告費に対するリターンをプライバシーに配慮した方法で証明することで、Brave Rewardsユーザの収益を高く維持することができます。
- Brave Adsのキャンペーン資金調達のためのDAOに参加し、その第一弾がNouns DAOとなりました。
BATコミュニティ
2021年4月、BATコミュニティは、Basic Attention Tokenを支持し、世界中のBATファンのコミュニティを育てるボランティアベースのプログラム、BAT Ambassadorsを開始しました。
- プログラム開始以来、600人以上の応募があり、400人以上のボランティアが参加しています。
- BATコミュニティは、Twitter、Discord、Odysee、Federated、Telegram、Instagram、Facebookに30以上のアンバサダー主導のグループやチャンネルを持ち、オンラインにおけるプレゼンスを拡大しています。特に、コミュニティ主導のBAT Brigade DiscordはBATファンのためのハブとなっています。BAT Elites Telegramグループは、コンテンツのプロモーションとソーシャルチャネルでの増幅に重点を置いており、こちらも大きな成長を見せています。
- このプログラムではBATのボランティア代表が6大陸の主要地域で熱心に活動しています。
BATコミュニティは、2021年1月から12月にかけて、既存のソーシャルメディア・チャンネル全体で著しい成長を遂げました。
Focus for 2022
Braveブラウザはネイティブなマルチチェーンウォレットを搭載し特定のBlockchainにとらわれないプラットフォームです。また、BATはアテンションエコノミーをカウントする単位でもあり、2022年は以下の分野での成長を強く意識しています。
2022年、BraveコミュニティとBATコミュニティが密接に連携し、BATの継続的な成功と成長をもたらすことを期待しています!
また、今年も引き続き、皆様からのご意見やチームへの参加を心よりお待ちしています。
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