BraveはiOSにHTTPS by Defaultを搭載します
バージョン1.68から、BraveはiOSとして最初の、すべてのサイトをデフォルトでHTTPSにアップグレードするWebブラウザになります。
この記事を読む →Braveプライバシーチーム寄稿
この記事は、Braveブラウザの新しいプライバシー機能を紹介するシリーズの28回目の記事です。今回は、シニア・リサーチ・プライバシー・エンジニアのArthur Edelsteinによる対応を紹介します。この記事はEdelsteinとプライバシー・エンジニアリング・リードのShivan Kaul Sahibによって書かれた記事の日本語訳です。
数ヶ月後にリリース予定の(現在はNightly版でテストが可能です)デスクトップおよびAndroidのバージョン1.64で、Braveは厳格なフィンガープリントプロテクションモードを廃止します。ただしこれは業界をリードするBraveのフィンガープリント保護機能の性能に影響を与えるものではありません。厳格モードを廃止し、標準モードでのプライバシー保護機能をより改善させ、Web互換性の問題を軽減することに注力します。
Braveは現在、標準モードと厳格モード、2つのレベルのフィンガープリントプロテクションを提供しています。 しかし時間の経過とともに、私たちは厳格モードの重大なデメリットを認識するようになりました。
フィンガープリント可能なAPIをブロックするため、厳格モードは頻繁に特定のWebサイトで正しく動作しない状態をつくったり、まったく機能させなかったりします。このようなWebサイトの破損は、ほとんどのWebユーザーにとって厳格モードの有用性が限られていることを意味します。
プライバシーが保護された計測データによると、厳密なフィンガープリントプロテクションモードを使用しているユーザーはBraveユーザーの0.5%未満でした。
厳格モードを使用しているユーザーが結果的に少数であるため、逆にフィンガープリントされやすくなる可能性があります。私たちはこのような問題をまだ発見していませんが、これらのユーザーの方々はトラッキングに対する懸念が人一倍強いからこそ厳格なフィンガープリントプロテクションを選択していることを考えると、これは妥当な懸念です。
厳格モードを維持し、一部のWebサイトがBraveで正しく動作しなくなる原因を調査することは、すべてのユーザーに利益をもたらすデフォルトのプライバシー保護に集中することからエンジニアの時間を奪うことになります。
これらの考察から、Braveの厳格モードを廃止することは、ユーザーのプライバシーにとって有益であるという結論に至りました。
Braveの標準フィンガープリントプロテクションはすでに幅広く有効であり、主要ブラウザの中で最も強力です。フィンガープリント可能な多数の主要Web APIに対するBraveの革新的なファーブリングにより、フィンガープリントを行うWebサイトにとってブラウザ上で意図した固有のIDを取得することが困難になっています。今後もWebサイトとの互換性を可能な限り高いレベルに維持しつつ、すべてのユーザーがフィンガープリントから常に改良され続ける保護を受けられるよう、Braveの標準フィンガープリントプロテクションを強化・拡大していきます。
バージョン1.68から、BraveはiOSとして最初の、すべてのサイトをデフォルトでHTTPSにアップグレードするWebブラウザになります。
この記事を読む →バージョン1.54より、デスクトップとAndroidのBraveに、どのサイトが、どれくらいの時間ローカルネットワークリソースにアクセスできるか制御するための、強力な機能が搭載されます。
この記事を読む →リクエストOTRは、一般ユーザーのプライバシーニーズをサポートするBraveの機能の一つで、ブラウザが一般的に検知する標準的な脅威のさらに先まで保護します。
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