Brave Searchの機能である Answer with AIに会話型のチャット体験機能が新たに追加されました
この新機能によってBrave Searchへの最初の検索クエリに対して、追加の質問ができるようになりました。
この記事を読む →独自のプライバシー重視型検索エンジンが1周年でベータ版を終了し、ユーザーの脱グーグルを支援する革新的な機能が追加されます
1年前、私たちはDuckDuckGoやStartpageなど、Big Techに依存したサービスとは違う真に自立した新たなオルタナティブとして、プライバシーを保護し、バイアスのかかっていない、GoogleやBingに取って代わる新たな検索エンジンの選択肢となるべくBrave Searchをローンチしました。
Brave Searchはベータフェーズを終了します。Brave Searchは、ほとんどの新しいBraveブラウザのユーザーのデフォルト検索エンジンであり、ユーザーは誰でも、search.brave.comにアクセスして、お気に入りのブラウザでBrave Searchを使ってプライバシーを守りながら検索することができます。Brave Searchは、急速にユーザーを増やし、多くの革新的な機能をリリースし、Big Techの独占に真っ向から挑戦してきました。その一方で、核となる原則に忠実であり続けています。
この1周年を記念して、Brave Searchの成長、Gogglesのプレビュー、その他の革新的な機能を紹介したいと思います。
Brave Searchは、Bing以来のどんな検索プロバイダーよりも速いスピードで成長しています。
ちなみに、25億クエリに到達するまでに、Googleは1年以上、DuckDuckGoは4年以上かかっています。
手を緩めることなく改善を続け、多くの地域でBrave SearchはすでにGoogleやBingといった他の定評ある検索エンジンと競合する品質レベルになっています。品質、成長、新機能、そして世界的な独立性スコアの継続的な上昇のおかげで、Brave Searchから「beta」を取り除くこととなりました。
「Brave Searchは、1年前のサービス開始以来、ユーザーにふさわしいプライバシーを提供するために、独立性と革新性を追求してきました。Webは絶えず変化しており、我々の驚異的な成長は、ユーザーを第一に考える新しいサービスへの需要があることを示しています」と、BraveのSearch部門のチーフであるJosep M. Pujolは述べています。「今日私たちは、従来の検索のやり方を変え、ユーザーが主役となるために、Gogglesをリリースします。この世界は単一のランキングでは表しきれないほどにあまりにも多様です。Gogglesは検索ランキングとフィルタリングをオープンにし、透明性を保ち、誰もが使用、共有し、改善できるのです。」
私たちはBrave Searchの革新的な新機能となる、Gogglesの待望のベータ版リリースをお知らせします。Gogglesでは、個人やコミュニティメンバーの誰もが、検索対象となるサイトを指定したり、検索結果の順序を変更したりするためのルールやフィルタのセットを作成することができます。そして、誰もがBrave Searchの結果にGogglesを適用したり、拡張したりすることができるようになります。基本的に、GogglesはBrave Searchインデックスの上位に位置する再ランキングオプションとして機能します。
つまり、Brave Searchは単一のランキングではなく、ほぼ無限のランキングオプションを提供し、汎用検索エンジンでは困難な検索ユースケースを可能にします。Brave Search自体ではバイアスを持ちませんが、すべての検索エンジンはある程度の本質的なバイアスを持ちます。Gogglesは、アルゴリズムに内在するバイアスからユーザーが抜け出すことを可能にします。
Brave Searchは、検索におけるオープン性を重視しています。検索結果を偏らせたり、フィルタリングしたり、ランクを下げたりするようなアルゴリズムの操作は(法律で強制された場合を除き)行いません。世界最大の検索プロバイダーであるGoogleとBingが、政治的傾向やその他の要因に基づいてランキングを公然と操作しているのとは対照的です。
Gogglesは、Brave Searchの検索結果のランキングをユーザーが選択、変更、拡張できるようにすることで、このオープン性へのコミットメントをさらに一歩進めます。下記のサンプルクエリ「search engine」では、Gogglesのパワーが発揮されています。通常、より一般的な報道機関が優先されるシンプルなクエリが、ここでは個々のブロガーからの結果を表示していることがわかります。
Gogglesは、どんなトピック、どんなメディア、どんなWebサイトに対しても同じように機能することができます。Gogglesでは、ユーザーはBig Techのバイアスなしに、制限なく検索を行うことができます。
Goggles betaを利用するには、search.brave.comで検索を行い、検索結果ページでGogglesタブをクリックします。
Githubリポジトリにアクセスすれば、誰でもGogglesを作ったり、他の人が作ったものを使ったり、既にあるGogglesのソースコードを見たり、それを拡張したりすることができます。
ローンチ時に利用可能なGoggles(以下のリスト)は、Braveがその使用方法の教育目的としてで作成したデモであり、Gogglesの構文とそのシンプルさを紹介するためのものです。これらは、ユーザーが新しい Goggles の影響と可能性を理解し、開発者がそれらを拡張またはフォークできるようにするための例であることが意図されています。Brave はこれらの Goggles を積極的に保守または拡張することはなく、コミュニティが独自の Goggles を構築し始めたら、これらの特定の Goggles を削除します。
Tech blogs—技術系ブログコンテンツを上位表示します。
Hacker News—Hacker Newsコミュニティで人気のあるドメインを優先的に表示します。ただし、最も閲覧されているWebサイト上位1000にランクインするようなものは除きます。
No Pinterest—Pinterestでホストされているページ/スレッドを除きます。
Rust programming—プログラミング言語「Rust」に関連するコンテンツを上位表示します。
Copycats removal—StackOverflow のスレッドや GitHub の翻訳などのコピーキャット・コンテンツ(模倣コンテンツ)を削除します。
1k short—最も閲覧された上位1,000のWebサイトにあるページを削除します。
Gogglesでのコミュニティの貢献はすでに始まっています。Allsidesチームは、メディアにおける政治的偏見に関する彼らの知見に基づいてGogglesを構築しています。なお、BraveはGogglesのクリエイターと何か関係がある訳ではありません。
Brave Searchは、従来の検索機能のようなサービスのまま、より新しい、よりプライベートな検索を提供するだけではありません。検索結果を改善するために、今までの検索機能にはない新しい機能も追加しています。
Gogglesに加え、2022年4月に私たちは Discussionsを発表しました。Discussionsでは、Brave Searchの検索結果に、Redditなどの人気フォーラムサイトから引っ張ってきた、検索ワードに関連する実際の会話が追加されます。これにより、ユーザーはWebサイトがキュレーションしたコンテンツを読むだけでなく、様々なコミュニティがそのトピックについて何を言っているかを簡単に確認することができます。
Discussionsは、検索に複数の視点をもたらし、回答の質を測る方法として、「投票」や「いいね!」が用意されています。また、Brave Searchは、Googleで顕著になっているいわゆる「SEOスパム」にも対抗します。Brave Searchは、すでに他の検索エンジンよりもSEOコンテンツへの対応に優れていますが、Discussionsによって、検索結果ページに人間のリアルな会話(と回答)をもたらすことで、さらに結果を向上させることができます。
もちろんプライバシーや独立性、革新性は素晴らしいことです が、そもそも検索は正確さが何よりも重要です。私たちは当初から、人々がGoogleやBingに期待するような品質、ニュアンス、深みを提供する検索エンジンを作ることを目標としてきました。そして、私たちの原則に忠実であることを約束しながら、サービス発展に取り組んできました。
ユーザーデータを収集せずにインデックスとランキング・アルゴリズムを構築するにはどうすればいいか?私たちは、いくつかの方法を思いつきました。
これらは、ユーザーのためにインデックスを改善することと、オンライン上のプライバシーと匿名性を維持するということの両立が可能であることを示しています。Braveの急成長に加え、私たちはこのミッションの成功を測るもうひとつの指標として、独立性スコアをチェックしています。
このスコアは、個々人の指標とグローバルな指標の両方を表示し、Brave Searchのインデックスから直接提供された検索結果の割合を示していますが、このスコアはもっと重要なことを行っています。それは、Big Techに操作されることなく、情報への自由なアクセスを保証することです。Big Techに過度に、あるいは独占的に依存する検索エンジンは、Big Techの検閲や偏見、編集上の判断に左右されます。Webには複数の検索プロバイダーが必要です–選択肢がなければ自由はありません。
Braveは、既に存在しているサービスに代わるものを作るのであって、同じ中身で見た目だけを変えるのではありません。
Braveが初めてTailcatチームを買収し、Brave Searchの基礎を築き始めたとき、私たちは何に向き合っているのか分かっていました。それは、Googleという一枚岩です。検索ボリュームの85%、デスクトップ・ブラウザーの使用率の60%以上を占める世界的なブランドに挑むことは、十分に大胆なことでした。ユーザーのプライバシーを守り、独自に構築したWebのインデックスに依存する方法でそれを行うことは、大きな挑戦でした。しかし、それはユーザーを第一に考え、Webを修復するというBraveのミッションそのものでした。
Braveは、Big Techのプラットフォームに代わる、最初のプライベートで実用的なブラウザと検索サービスを提供します。私たちは、Big Tech企業の検閲や行き過ぎた行為と戦いながら、プライバシーが保証されたブラウジングや検索をシームレスに行えるようにしています。また、プライバシーを最優先したGoogleのコピーを提供するだけでなく、DiscussionsやGogglesといった機能で革新を続けています。
“Let me Google that for you?(あなたの調べ物をGoogle検索で調べますよ)”というフレーズを聞いたことはありますか? このフレーズに代わり、今度はあなたの調べ物をBraveが脱Googleして調べましょうか?
この新機能によってBrave Searchへの最初の検索クエリに対して、追加の質問ができるようになりました。
この記事を読む →本日、BraveはBrave Search APIをリリースします。Web検索機能を必要とする次世代アプリを構築する際にBrave Searchのバックボーンを世界中の企業や開発者が利用できるようにしました。
この記事を読む →Brave Searchで表示されるすべてのWeb検索結果が、Brave独自のインデックスによって提供されるようになりました。これまでクエリ結果の約7%を占めていたBingへの検索APIコールはすべて削除されました。
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