NEARプロトコル上のEVMであるAuroraがBrave Walletに統合されました

本日、デスクトップ・ブラウザーのv1.42をリリースします。このアップデートには、Brave Walletのユーザーに暗号資産取引の選択肢を増やすための2つのエキサイティングな追加機能が含まれています。

NEARプロトコルをベースに構築されたEVM（Ethereum Virtual Machine）であるAuroraが、すべてのBrave Walletユーザーにプリロードされたブロックチェーンとして提供され、高速かつ低手数料の取引へアクセスが可能になりました。
デスクトップウォレットのユーザーは、Rampネットワークを通じて、SolanaとPolygonでBasic Attention Token（BAT）を購入することができるようになりました。(日本語訳注：日本はサポート対象外です。)

Aurora EVMがプリロードのブロックチェーンになりました

Coindesk Consensusで初めて発表しましたが、Braveは、新しいプリロードチェーンを追加し、Brave Walletユーザーにさらなる選択肢を提供します。Auroraは、NEARプロトコルのスケーラビリティを利用したEthereumのL2です。Auroraは、Ethereumよりも約1000倍安いガス代と、約50倍速いトランザクションを提供します。

AuroraはEthereum Virtual Machine（EVM）として、使い慣れたユーザーエクスペリエンスや、いくつものERC-20アセットとの互換性を提供します。また、ゼロコストに近い取引でより高いスループットを実現し、ユーザーは新しい、より洗練された分散型アプリ（DApps）をフルに活用することが可能になります。よりアクセスしやすいDeFiとNFT、そしてより良いDAppの発見がBrave Walletユーザーにもたらされることになるのです。

ユーザーは、現在NEAR、Aurora、Ethereumとの間でトークンを転送する機能を提供するRainbow Bridgeを介して、簡単にAuroraにブリッジすることができます。Auroraに資産を移した後、ユーザーはネットワーク上に展開されている人気の分散型プロトコルやDApps（Curve、DODO、Gnosis Safe、Beefy Financeなど）やBastion、Trisolarisといった新しいネイティブプロダクトを見つけることができます。これらのプロトコルを合わせると、Aurora上のスマートコントラクトでロックされたtotal value locked（TVL）は2億5800万ドルに達します。

Auroraエコシステムの進化に伴い、Braveのネイティブトークン（BAT）も分散型取引所やレンディングマーケットなどのインテグレーションを通じてDeFiで使用できるようになる予定です。また、Auroraネットワークのトークンスワップや合理化されたブリッジングをBraveウォレットに導入する計画もあります。ご期待ください。

Rampを通じてBATをSolanaやPolygonで購入する

本日のデスクトップリリースにより、Brave Wallet上でRampを通じてBasic Attention Token（BAT）が購入できるようになりました(日本語訳注：こちらはグローバル向けのアナウンスです。Rampは日本国内では使用することができません)。Braveウォレットユーザーは、Rampが提供するfiat-to-crypto機能を使って、SolanaとPolygonでラップされたBATを購入できるようになりました。

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BATをサポートするチェーンの数が増えることで、Brave Rewardsでのネイティブユースケースを超えて、アテンションエコノミーの範囲が拡大され続けています。新しいパートナーシップを築くたびに、BATはDeFiやクリプトのマーケットプレイスでより簡単に、より柔軟に利用できるようになります。

Rampのミッションは、140カ国で45以上の資産に対してフィアットからクリプトの購入ソリューションを提供することで、Web3をすべての人が利用できるようにすることです。BraveとRampは、手頃なオプションと合理的なユーザーエクスペリエンスにより、クリプトの購入プロセスを従来に比べて簡単にしています。