私たちBraveはBrave Walletのサービス提供を開始しました。Brave Walletは、Braveブラウザに組み込まれた暗号資産ウォレットで、Braveユーザは1つのウォレットで暗号資産ポートフォリオの保管、管理、発展、スワップをすることができます。他の暗号資産ウォレットとは違い、Brave Walletは拡張機能を必要としないブラウザネイティブのウォレットであるため、セキュリティリスクや、CPU/メモリの消費を軽減します。ユーザは、優れた安全性とパフォーマンスで、ほぼすべての暗号資産の取引を行うことができるほか、他のウォレットやWeb3 DAppsとの接続も可能です。Brave Walletは、近日中にモバイル版Braveでもご利用いただけるようになります。
暗号資産市場の盛り上がりにより、様々な資産がこの1年で史上最高値を記録しています。今では、これまで以上に多くのビジネスが暗号資産を受け入れており、機関投資家の間でも大きな広がりを見せています。一般の投資家も暗号資産に注目しています。調査によると、世界の暗号資産ユーザの数は、2021年初頭の1億人強から6月には2億2100万人と、今年前半で2倍以上に増えています。現在、アメリカ人の13%が暗号に投資していると言われており、その数は増加傾向にあります。これらのユーザは皆、自分の暗号資産を保管するために自身のウォレットを必要としています。
暗号資産ウォレットの選択肢は無数にありますが(ホットウォレット、コールドウォレット、ハードウェアウォレット、ソフトウェアウォレットなど)、ほとんどがブラウザの拡張機能です。これらの拡張機能にはセキュリティ上のリスクが内在しており、フィッシングや資産の盗難に遭いやすく、また、実行するために余分なバックグラウンドプロセスを必要とするため、デバイスのパフォーマンスに影響する場合があります。
Brave Walletは、最先端の安全性を誇るWeb3 Braveブラウザに組み込まれている自分自身で管理するタイプのウォレットです。また、TrezorやLedgerのようなハードウェアウォレットと接続することも可能です。Braveのユーザは、希望すればMetaMaskやBraveの旧式暗号資産ウォレットなど、他のウォレットを引き続き使用することもできます。今回初めて、すべてのBraveユーザがブラウザの拡張機能をインストールすることなく、Web3の分散型アプリケーション(DApps)にアクセスできるようになります。
Brave Walletでは以下のようなことが可能になります。
- マーケットチャートの閲覧(価格データはCoinGeckoより提供)
- スワッププロバイダーの中から最適な価格の検索
- 暗号資産の送付や受取
- EVM互換のDAppsとの連携
- NFTやマルチチェーンサポートのポートフォリオ管理
- MetaMaskやBraveの旧式暗号資産ウォレット、TrezorやLedgerなどのハードウェアウォレットから、ウォレットを簡単にインポート可能(Ledger Liveは不要)。
- NFTの送受信
「暗号資産ブームによりブロックチェーンアプリケーションは主流になりましたが、急成長する他のイノベーションと同様に、この急速な成長にも課題があります。その一つに、暗号ウォレット業界が拡張機能に依存していることが挙げられます。これは、DAppを使い始めるの際の懸念となり、偽の拡張機能を使ったフィッシング詐欺によってユーザーが資金を失うことにつながります。」とBraveのCTO兼共同設立者のBrian Bondyは話します。「Brave Walletは拡張機能を必要とせずブラウザネイティブであるため、人気のある暗号資産ウォレットのコア機能を維持しつつ、パフォーマンスやセキュリティに関する懸念を取り除くことができます。Brave Walletは、4,200万人を超えるBraveユーザや、拡張機能のない暗号資産ウォレットを求めるすべての人に、高性能で安全性の高い、フル機能のウォレットを提供します。」
Brave Walletは、EVM互換のすべてのチェーン(Polygon、xDai、Avalancheなど)とL2に対応しています。また、他のウォレット拡張機能とは異なり、Brave WalletはオープンなMPLライセンスで構築されているため、開発者は容易にコントリビューションすることができます。Braveは、暗号資産エコシステムはオープンソースであるだけでなく、オープンライセンスのツールやウォレットを介して有効化されるべきだと考えています。
Brave Walletは無料です。ユーザはデスクトップ版Braveをダウンロードするか、バージョン1.32にアップグレードするだけでBrave Walletを利用できます。Brave Walletを使い始めるには、Braveを開いてアドレスバーの右にあるウォレットアイコンをクリックすることでBrave Walletにアクセスできます。または、brave://walletにアクセスしたり、ブラウザのメインメニューで「wallet」をクリックしたり、設定ページ(brave://settings/)にアクセスして「Wallet」タブをクリックすることでもアクセスできます。
また、2022年には、Brave WalletはSolanaブロックチェーンを統合し、SolanaをDAppサポートのデフォルトにします。
注: Brave Walletは、Braveユーザがプライバシー保護された広告を閲覧することでBasic Attention Tokens(BAT)を獲得できるオプトイン機能であるBrave Rewardsとは異なります。ユーザは、Brave Rewardsで交換したBATを、送金プロセスを経てBrave Walletに保管することができますが、Brave RewardsとBrave Walletはつながっていません。
Braveについて:
Brave Softwareの高速でプライバシーを重視したブラウザは、ブロックチェーンベースのデジタル広告プラットフォームと組み合わせ、ユーザー、パブリッシャー、広告主のためにWebを変革します。ユーザーはプライベートで高速なウェブ体験によりバッテリー寿命を大幅に延ばし、パブリッシャーはレベニューシェアを増やし、広告主はより良いコンバージョンを達成します。ユーザーは、プライバシーを尊重した広告を受け入れることでBasic Attention Token (BAT)と呼ばれるマイレージのようなトークンを獲得できます。BATはパブリッシャーや他のコンテンツ制作者へのチップや寄付に使用することもできます。Braveのソリューションは、オープンなWebに関心があり、アドテクノロジーの仲介者にプライバシーや収益を委ねることにうんざりしているすべての人にとって、Win-Winのソリューションです。Braveは現在、4,200万人以上の月間アクティブユーザーと130万人の認証Creatorを抱えています。Brave Softwareは、JavaScriptの生みの親であり、Mozilla(Firefox)の共同設立者であるBrendan Eichと、Khan AcademyやMozillaで活躍したBrian Bondyによって共同設立されました。