新機能、サーバーの追加、さらなるサブスクリプションなど、BraveのビルトインVPNが進化しました
Braveの最新VPNアップデートでは、数百の新しいサーバー、都市レベルの選択、および拡張された端末サポートにより、ブラウザから直接、比類のないプライバシーとセキュリティのソリューションを提供します。
この記事を読む →Brave Rewardsでは、オプトイン方式のプライバシー保護の広告(Brave Ads)を受け取る報酬としてBasic Attention Tokens (BAT)を獲得することができます。ユーザーは、表示される最大広告数を設定することができ、またBATを使用してオンデマンドや自動寄付でお気に入りのコンテンツ制作者を簡単にサポートすることができます。ユーザーのブラウジング・データはプライベートに保たれ、デバイス外に送信されることはありません。また、ユーザーは獲得したBATを使ってギフトカードを購入したり、他の通貨に換金することもできます。
Brave Rewardsは現在 “プライバシー・パス"と呼ばれるプライバシー保護プロトコルをシステムの主要コンポーネントとして使用しており、ユーザープライバシーが保護される方法で報酬が獲得できるようになっています。例えば、ユーザーがBrave Adsに関与したり、特定のアクション(広告の閲覧やクリックなど)を実行すると、プライバシー・パスは暗号トークン(BATのことではありません)を生成し、ユーザーの身元や閲覧傾向に関する詳細をプライベートに保ったまま、これらのインタラクションを認証します。
これらの暗号トークンは、ユーザーが必要なアクションを完了したことを証明する形式として機能し、Brave Rewardsを通じてBasic Attention Tokens(BAT)を獲得することを可能にします。プライバシー・パスを組み込むことで、Brave Rewardsは、ユーザーがプライバシーを犠牲にすることなく報酬獲得できることを保証し、ユーザーの匿名性と正しい処理の検証処理とのバランスを保っています。
プライバシー・パスは、Brave Rewardsのようなシステムでユーザーのプライバシーを保護するのには有効ですが、中央集権的な方法で運営されており、ブロックチェーン・ベースのソリューションにおいて通常求められているような非中央集権性が不足しています。
Braveのリサーチチームによって開発されたブーメラン・プロトコルは、ブラックボックス・アキュムレータとゼロ知識証明を活用して、ユーザーとのやり取りを安全に保持する、新しい、非中央集権型の、プライバシー保護によるインセンティブ・プロトコルです。このプロトコルを利用することで、Braveはプライバシー・パスに基づく現在の報酬システムを、より安全で非中央集権化されたシステムに置き換えることができます。
ブーメラン・プロトコルは、Bulletproofsに基づくゼロ知識証明を利用し、レイヤー1ブロックチェーン上のスマートコントラクトで証明を検証することで、プライバシーと検証可能性を同時に保証します。このアプローチにより、報酬の計算に関するセンシティブな情報(例えば、ユーザーがどの特定の広告に反応したかなど)が知られることのないまま、報酬を証明することができ、同時に透明性とパブリックな検証可能性が保たれます。このプロトコルはまた、Brave Adsとユーザーのやりとりを安全に管理するためにブラックボックス・アキュムレータを採用しており、プライバシーとセキュリティをさらに強化します。
ブーメランは基本的な仕組みとしてBulletproofのゼロ知識証明を活用し、認証された報酬を生成しつつプライバシーを確保します。これらのゼロ知識証明はレイヤー1のブロックチェーン上で検証され、報酬生成プロセスにおけるパブリックな検証性と透明性を確保します。以下の図1は、ユーザー、発行者(Brave)、ユーザーによって生成された報酬の正当性の証明を検証するL1ブロックチェーンの間のインタラクションを表しています。
図1: ローカルでの報酬生成とL1ブロックチェーンのスマートコントラクト上でのパブリック認証
ブーメラン・プロトコルは、プライバシーを保護するインセンティブ・プロトコルに大きな進歩をもたらし、Brave Rewardsのより安全で分散化された未来への道を開きます。今後の開発にご期待ください。
ブーメランに関する技術詳細はこちらのリポートをご覧ください。
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