BraveブラウザはSolanaブロックチェーンを統合し、Web3へのアクセスを拡大します

BraveウォレットとBATの新たなクロスチェーン対応には、Ramp、Magic Edenとの新たな提携が含まれます。

Braveの目標のひとつは、Web3に誰でもアクセスできるようにすることです。プライバシーを重視したブラウザとブラウザネイティブのクリプトウォレットは、クリプト初心者のための簡単なWeb3入門と、上級者のための堅牢なWeb3ツール群を同時に提供します。

最新のデスクトップ版Braveとなるバージョン1.39で、Solanaエコシステムとの統合に向けた最初のステップをリリースしました。Solanaとのパートナーシップにより、BraveはユーザーがEthereumネットワークよりも大幅に低い取引手数料と高速な処理時間でWeb3を活用することを可能にします。また、今後数ヶ月のうちに、Solanaブロックチェーン上で成長し続ける分散型アプリ（DApps）へのシームレスなアクセスが可能になります。

バージョン1.39のBraveウォレットでは以下のことが可能になります。

• BraveウォレットでのSolana（SOL）とファンジブルSolanaトークン（SPL）の購入や、販売、管理
• SOLなどの暗号資産のRamp経由での購入(日本語訳注：日本国内では現時点ではRampのサービスを使用することはできません)

また、Basic Attention Token (BAT) 保持者は以下のことが可能になります。

• Solanaブロックチェーン、およびEthereumとEthereum Virtual Machine（EVM）互換のブロックチェーンでのBATの使用。SolanaブロックチェーンにおいてはWormholeを通じてラッピングする必要があります。

その他、今後以下の対応を予定しています。

• BAT保持者は、コミュニティファーストかつNFTベースのWeb3エコシステムであるMagic EdenでNFTを売買することができるようになります
• デスクトップ版のBraveウォレットがSolana上のDAppsをサポートするようになります

BraveウォレットとBATはSolanaを統合しました

昨年11月に初めて発表されたBraveのSolanaブロックチェーンの統合は、クリプトを初めて使う人にとってはWeb3が使いやすくなり、熟練したユーザーにとっては実用性を高めることになると考えています。Solanaは、あらゆるブロックチェーンの中で最も低いガス代と最速のパフォーマンスを持っています。BraveとBraveウォレットはSolanaと統合することですべてのユーザーのためにマルチチェーンのサポートと可能性を広げていきます。

バージョン1.39のリリースでは、BraveユーザーはSolanaおよびSolana Program Library（SPL）トークンをBraveウォレットで直接送受信したり保管できるようになりました。また、私たちはBATをSolanaネットワークにブリッジし、Solanaエコシステムで活用できるSPLトークンにしました。

Braveは近い将来、この統合をさらに進め、BraveウォレットとBATのデフォルトネットワークとしてSolanaを活用し、活発なSolanaコミュニティをさらに支援していきます。

Solanaの共同創設者であるAnatoly Yakovenko氏は、「BraveがSolanaをウォレットに搭載したことは、10億のユーザーをWeb3に取り込むために重要なステップとなります。」と述べています。

また、「Web3をリードしていくブラウザであるBraveがSolanaブロックチェーンと統合することで、ユーザーと開発者は高速かつ低料金のネットワーク上でシームレスに取引できるようになりました。」とBraveのCEO兼共同創設者のBrendan Eichは述べています。「我々は、成長を続けるSolanaのDAppエコシステムを活用するために、今後のリリースでSolanaのDAppsのサポートを開始できる日を楽しみにしています。」

Braveウォレットを使用しRampでSOLを購入する

本日、BraveはRampとの統合を発表し、Braveウォレットユーザーにfiat(法定通貨)で暗号資産を購入する新しい選択肢を提供します。(日本語訳注：日本国内では現時点ではRampのサービスを使用することはできません)BraveウォレットのSolanaネットワークで直接暗号資産を購入する最初のオンランプパートナーであるRampは、暗号資産をセルフカストディウォレットに入金するための高速で安全なサービスを提供します。このパートナーシップにより、Solanaの活発なエコシステムで活用するための資産購入にあたっての合理的なプロセスや手頃な価格オプションが何百万人ものBraveユーザーに対してBraveウォレット上で提供されます。

他のほとんどのウォレットでは、ユーザーが資産を購入をするために複数のプラットフォームで操作を行う必要があります。ユーザーは、取引所で暗号資産を購入し、転送先のウォレットアドレスを確認し（そしてダブルチェックを行い）、購入した暗号資産をウォレットに送る必要があります。BraveウォレットとRampの統合は、Braveウォレット内で直接暗号資産を購入する方法を提供します。

Rampは現在、EthereumとSolanaに加え、Avalanche、Celo、Polygon、BNB ChainといったEVM互換チェーンでfiatでの暗号資産の購入に対応しています。Rampの統合は、Ethereumメインネットだけでなく、SolanaやPolygonでBATを購入する機能もサポートします。

Rampのマーケティング責任者であるGreg McEwan氏は「Braveのように、私たちのミッションは、高速で、便利で、なおかつ安全なWeb3へのアクセスを世界中に提供することです。 Rampの統合により、Braveユーザーは、fiatから暗号資産への変換という面倒なプロセスに時間をとられず、自分の好きなことにもっと時間を使えるようになるでしょう」と話しています。

Coming Soon：Magic EdenでBATを使用しNFTを購入する

BraveのBAT成長のための2022年の目標の1つは、BATやNFTにおけるNFTマーケットプレイス内のユーティリティサポートを増強することでした。本日、Braveはコミュニティファーストとして最大規模のNFTベースのWeb3エコシステムであるMagic Edenとのパートナーシップを発表します。このパートナーシップにおける重要なマイルストーンの1つは、BATを使用してNFTの購入を可能にすることです。Magic Edenマーケットプレイスでは数週間以内にBATを使用してNFTが購入できるようになる予定です。また今後のリリースでは、Phantomなど他のSolana DAppウォレットのようにBraveウォレットを使用してMagic EdenのNFTがBATで購入できるようになる予定です。

Magic Edenは、Solana NFTマーケットプレイスをホストしており、先日、1日の取引量においてOpenSeaを上回りました。今後の統合により、Ethereumで11番目に多く流通しているトークンであり様々なチェーンや実世界のアプリケーションで幅広く利用されているBATは、Magic EdenでSolanaベースのNFTを購入するための新しいクロスチェーン機能によりさらに強力になります。

Magic Edenの最高技術責任者兼創業者のSidney Zhang氏は次のように述べています。「Magic EdenとBraveのユーザーは、どちらも現在世界で最も活発で活気のあるクリプトコミュニティーです。彼らがBATを使ってMagic EdenでNFTを取引できるようになることで、Braveのクリプトネイティブなユーザーに対して、Solana NFTの新しいトークン・ユーティリティを開放することができます。私たちのマーケットプレイスにBraveウォレットのようなSolana対応のdAppを統合することで、エコシステムをさらに前進させることができます。」

Braveウォレット：セキュリティと利便性を全ての人へ

当初から私たちは、リスクの高いクリプトウォレット拡張機能のインストールを避け、安全で簡単なWeb3への入り口となる、シームレスなブラウザウォレットとしてBraveウォレットを構想しています。

バージョン1.39のリリース、そしてSolana、Ramp、Magic Edenとのディープな統合により、Braveウォレットはさらに優れたパフォーマンス、資産へのセキュリティ、マルチチェーンの実用性をもたらすとともに、ユーザーのWeb上の体験を先導する業界最先端のプライバシー機能を提供します。Solana DAppのサポートがこの夏にBraveウォレットで利用可能になると、さらなるマイルストーンが達成されるでしょう。

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