Boomerang:プライバシーを保護した検証可能な分散型インセンティブプロトコル
Braveリサーチチームより広告へのインタラクションの検証が可能なBrave Rewardsを分散化するプライバシーを保護したプロトコルであるBoomerangを紹介します。 ユーザーは暗号技術により匿名性を保証された環境で報酬を得ることができます。
この記事を読む →本日、世界で5,700万人以上が利用しているプライバシーを重視したブラウザであるBraveは、非中央集権型Web(dWeb)の開発、導入、利用を支援する新機能を発表します。
BraveとProtocol Labsは2021年1月に初めてコラボレーションを開始し、Braveがデスクトップ版のブラウザでIPFSのサポートを導入したことで、ユーザーがWebを体験するユニークな新しい方法を解き放ちました。同年末、BraveウォレットはdWeb上でのデータの保存、アクセス、配布方法を容易にすることを目的としたFilecoinネットワークを統合しました。現在、私たちは日々成長するdWebムーブメントに参加、貢献するための新しい方法を発表します。
デスクトップ版Braveはバージョン1.51で、サポート対象のNFTメタデータをInterPlanetary File System(IPFS)にバックアップする自動NFTピン留め機能を導入しました。「ピン留め」とは、ファイルを特定の場所に無期限で保存し、常に検索できるようにすることをIPFSに伝えることを意味します。ファイルを複数の場所にピン留めすることで、データ損失のリスクを複数の異なるポイントに効果的に分散させ、長期的に耐障害性を向上させることができます。
NFTのメタデータ(画像や説明文など)はすべてブロックチェーン上に保存されていると考える人が多いようですが、一般的にはそうではありません。その代わり、ほとんどのコレクションはIPFSやその他の分散型ストレージソリューションにメタデータを保存しています。中にはデータ損失や検閲のリスクを伴うWeb 2.0サーバーでNFTメタデータをホストしているケースもあります。
「Braveでは、わずか数クリックでNFTをローカルIPFSノードにピン留めし、IPFSネットワーク内で継続的な可用性を確保できるようになりました。」 Braveの共同創業者兼CTOであるBrian Bondyはこのように話します。
IPFSの知識がなくても、Braveウォレットのユーザーは、ブラウザでNFTをローカルにピン留めすることで、NFTのメタデータが永久に失われることを回避し、安心して利用できるようになります。これにより、ユーザーはNFTの資産とメタデータのコピーを確実に保有し、より広いネットワークで利用できるようになります。Braveではわずか数分でIPFSを有効にすることができます。一度設定すると、対象となるNFTは自動的にピン留めされます。これは、ピン留めされたNFTがハッキングや盗難からさらに保護されるという意味ではなく、NFTに関連するデータが複数の分散コピーによってオンラインで保管されるという意味であることにご注意ください。
ピン留めは、まずEthereumベースのERC-721トークンに対応し、将来的にはより多くのチェーンやトークン規格に適応する予定です。Braveウォレットに接続されていないハードウェアウォレットに所有するNFTを含め、他のウォレットアドレスが所有するNFTをピン留めすることも可能です。トークンの詳細を手動で入力するだけで、BraveウォレットがNFTの表示とバックアップの両方を行います。つまり、自分が所有していなくても、自分が楽しんでいるNFTコレクションの健全性と安全性をサポートすることができるのです。
Braveは、Brave WalletにFilecoin EVM(FEVM)を追加し、Filecoin Virtual Machine(FVM)へのアクセスを簡単にします。
FVMはFilecoinでスマートコントラクトを動かすランタイムです。
FEVMはEthereum Virtual Machine(EVM)ランタイムで、EthereumやSolidityの開発者がFVM上でほとんど手を加えることなくコントラクトを実行できるようにします。
FEVMは、既存の(そして慣れ親しんだ)Ethereumのツールやインフラによって強化されたFilecoinの可能性を、これまで以上に簡単な体験にします。Filecoinの開発チームであるProtocol Labsは、他のブロックチェーンからストレージ処理を実行するためのクロスチェーン・コントラクトの呼び出しが大きく発展することを期待しています。また、非中央集権型金融、ソーシャル、ゲームなどの分野でエキサイティングな実験が行われることが期待されています。
「Braveウォレットは、史上最大のオープンストレージネットワークのコンピュート・レイヤーをブラウザに直接搭載することで、エンドユーザーが直接コントロールできるの全く新しいクラスのWebアプリケーションを実現します。」 Protocol Labsのブラウザ&プラットフォームリードであるDietrich Ayala氏はこのように話します。
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